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二人目不妊について
一人目はなんの苦労もなくできたのに、二人目ができない。こんなケースを二人目不妊（続発性不妊）といいます。最近、二人目ができにくい人が増加しています。
三人目不妊もある？
二人目不妊というのは、以前の妊娠出産ではなにも問題のなかった人が、二人目から不妊になるというもの。これには当然、三人目もあてはまりますから、「三人目不妊」という人もありうる、ということです。
二人目不妊の原因は
女性の体は、日々変化しています。たとえば、一人目のときには支障のなかった卵管や卵巣、ホルモンのバランスなどが狂うと、二人目を望んだときに不妊症になっている場合があります。
一度妊娠していることを考えれば、子宮の奇形など、先天性の問題は疑われません。他の部分、つまり体の変化によって起こる原因からつきとめていくことになります。 また、二人目の流産から不妊を起こすケースもあります。これが習慣化すると「習慣流産」になりますが、原因の特定がしやすいため、比較的検査も限られています。
二人目不妊は「一人目産んでいるから」が落とし穴
一人目のときから不妊治療している人は、「もしかしたら、次もできにくいかも」という覚悟があり、不妊治療にも積極的なもの。しかし、今までまったく不妊症に気づかずすごしてきた人には、発見のおくれ＝不妊治療の遅れが多く見られます。 年齢がすすむと、不妊治療はどんどんむずかしくなります。男性の生殖機能も、年齢とともにおとろえるもの。一人目がすんなりできたからといって、一年以上も二人目不妊が続くようなら、ためらわず早々に受診した方がよいでしょう。
二人目不妊の治療
二人目不妊（続発性不妊）の検査、治療も、一般的な不妊の場合とほとんど同じです。ただ一人目がいることで、通院時間をさくことや、治療費などの経済的な問題が足かせになる場合があります。 治療に臨む際には、このような問題を解決し、治療と育児の両立を考えてからはじめるのがベストです。
男性の「二人目不妊」
二人目不妊の場合、男性の精子を調べてみると、意外に精子の状態が悪い人が多いものです。これは女性と同じく、男性も「もともと不妊症だった」というケース。 年齢とともに精子の状態が悪くなりますから、これにも早めの治療が必要です。
周りの目は気にしないで
「二人目はまだ？」「一人っ子はかわいそう」「上の子と年が離れすぎるのもよくない」など。他人から投げつけられる言葉からの負担は、一人も子供のいない人とかわらないくらいつらいものです。ナイーブにならず、前向きに考えましょう。一人っ子も、年の離れた兄弟も、世の中にはたくさんいます。二人目不妊の原因を見つけゆっくり治療に専念することが大切です。